塾長!社員の話を聞いて、私もエクセルの関数を使い始めた者です!今日は、日付に関する関数について、ご指導いただけますでしょうか?
私が作成している書類は「作成当日の日付」を表示させて印刷することが多いのですが、日付の入力をついつい忘れてしまうのです。エクセルの関数で自動的に今日の日付を入力する方法はありますでしょうか?
わしが、エクセル関数塾塾長!関 数之進(せきかずのしん)である!
上司の方、自ら質問とな?関数に興味を持つ人がどんどん増えて、わしはうれしいぞ!
さて、質問の表を見せてみなさい。ふむふむ、毎回ファイルを開いた日を入力しているのじゃな?そのようなときは、「TODAY関数」を使うと、簡単に日付が入力できるぞ。その技を極意書を使って説明しよう!
エクセルでは、「TODAY関数」という「今日の日付」を求める関数があります。エクセルの日付は「シリアル値」という値で管理されています。
シリアル値については、下記ページにて説明しています。
パソコンに内蔵されている時計の日付をシリアル値に変換し、日付の書式でセルに表示する関数が「TODAY(トゥデイ)関数」です。
ここでは、TODAY関数の基本的な書式と機能について紹介します。
TODAY関数は次のように入力します。
=TODAY()
TODAY関数は、パソコンに内蔵されている時計の「日付」をシリアル値として変換し、書式を付けてセルに表示させる関数です。
TODAYの後ろの()の部分(引数)には、何も入力する必要はありません。
この関数は、次のようなときに最新の日付に変更されます。
基本的には、「ファイルを開いたときに最新の日付に変更される」と覚えておくと良いでしょう。
TODAY関数で入力された日付は、「短い日付形式」で表示されます。年月日付きの表示形式に変更したい場合は、[ホーム]タブの[表示形式]から[長い日付形式]を選択してください。
関数を入力するときは、[関数の挿入]ボタンをクリックして[関数の分類]で[日付/時刻]を選択すると、TODAY関数が簡単に入力できます。
また、Excel2007と2010では関数ライブラリの[その他の関数]−[日付/時刻]からも選択できます。
今回の例では、セルC2にファイルを更新した日付を表示するセルがあります、TODAY関数で常に当日の日付が表示されるように、次のように関数を入力してみましょう。
TODAY関数は、日付を求めることができましたが、時間単位で、細かく集計をしたいときや、最新の日付と時刻を常に表示したい場合は「NOW(ナウ)関数」を使います。
NOW関数は、TODAY関数と同じように入力しますが、表示は「短い日付形式 時刻」で表示されます。最新の時刻に表示したい場合は、セルをアクティブにして[F9]キーを押します。
TODAY関数、NOW関数は、パソコンの時計を利用して日付や時刻を自動的に入力する関数です。ファイルを開いた日や時間が自動的に表示されるので、日付データの更新忘れを防ぐことができます。また、書式は[ホーム]タブの[表示形式]で変更できます。
次のような請求書を作成してみましょう。
請求書の右上にファイルを作成・更新した日である「発行日」の日付が入るようにしましょう。
問題に必要なエクセルのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、下記のファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。